メンバーと話していた時に、ネガティブな発言をされると、私はその人にレッテルを貼ってしまいそうで困ります。
別にプライベートの話ですとか、確かに前に進まないメンタルに入ることはあると思いますので、ネガティブになるな、とまではいいません。
それでも、仕事の場ではネガティブな発言は控えたほうがよいと思います。
もっと言えば、個人としてアドバイスするならネガティブな発言は自分の外に出さないほうがよい。
相手が受け取ること
言葉として発して、人に伝えるときの相手への影響。
これは本当に計り知れません。
「言葉は人を表す」
これは本当です。人を表す、の先には、
「人は言葉で相手をどういう方か理解」します。
ネガティブな発言が多いと何が起こるか。
相手は、一緒に仕事をしたり、一緒に遊んだり、一緒に暮らしたりしても、楽しいイメージがなくなってしまいますね。
やっぱりポジティブな言葉を使うほうがよいです。
自分への影響
実は人は自分の発言を、自分で聞いています。
コーチングでは、「オートクライン」と言います。
オートクライン [autocrine]:コーチング用語集 – Hello,Coaching!
コーチング用語としての「オートクライン」とは、自分が話したことば(内容)を自分で聞くことによって、自分が考えていたことに気づくこと。
人が「話す」ということは、単に相手に情報を伝達するというだけではなく、会話をすることによって自分が何を思っているのかを知るという目的も含まれている。つまり、相手に話しかけながら、自分でも自分の声、自分のアイディアを聞いている。オートクラインを起こすことは、コーチングのひとつの目的ともいえる。
(もともと、オートクラインは「分泌された物質が、分泌した細胞自身に作用すること」を意味する生物学用語)
実は自分が発した言葉は、自分でも受け取っています。
もしネガティブな発言をして、自分でその言葉を受け取り、内容を正しいと再度認識することは、自分がネガティブであることを、どんどん強めてしまうのです。
すると、ネガティブな思考、発想、言葉からはどんどん逃げられなくなりポジティブ思考ができなくなっていきます。
おそらく、ネガティブな思考を持っている人は、そのような思考がバッチリ良いことである、とは思っていないはずです。
であれば、発言を控える。頭で思っていたとしても、自分の外に出さない、ということが、とても大事です。
使う言葉には本当に注意したいですね。